
立った時の姿勢はとても良くなってきたのに、前かがみになった瞬間、首だけがぐっと倒れて、背中や腰はまだ反ったまま。M様のお体を拝見しながら、私は「ここが変わらないと、せっかくの改善が元に戻ってしまう」と感じていました。
実は、姿勢が良くなってきた方ほど陥りやすい落とし穴があります。それは「静止している時は美しいのに、動いた瞬間に長年の癖が出てしまう」ということ。M様もまさにそうでした。前屈の動作を細かく見ていくと、15度、30度、60度と角度が深くなるにつれ、首や腰の一部分だけに負担が集中していたのです。
「このままだと、立ち上がる時に腰を支点に反ってしまって、反り腰がまた復活してしまいます」とお伝えすると、M様は驚いた表情をされました。頭では「全部丸まると良い」と理解していても、実際の動作では体がそれを実現できていなかったのです。
そこで私がお伝えしたのは「動作を細分化して、各段階で何ができていて何ができていないかを知る」ということ。前屈なら、わざとらしいくらい背中全体を丸めながら倒れる。立ち上がる時は、腰ではなくお尻や股関節を使って床を踏む感覚で上がる。この「正しい動き方の感覚」を体に覚え込ませることが、何より大切なのです。
知識と実践のギャップを埋めるには、視覚的なフィードバックと具体的な代替動作の提示が欠かせません。当院では動画撮影も行い、ご自身の動きを客観的に確認していただきながら、無意識の癖を一つずつ修正していきます。
白山市、松任、野々市からもたくさんのお客様にお越しいただいています。姿勢矯正でお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいね。

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