歩くと左だけが疲れる本当の理由

左に体重を移すたびに、腰がズーンと重くなる。右に移す時とは明らかに違う感覚。でもなぜそうなるのか、自分ではまったく分からなかったんです。

K様が初めて来られた時、「歩くと左側だけ疲れる」とおっしゃっていました。でも原因は足ではなく、もっと上にありました。

実は左に重心を移す時、本来使うべき「胸の背骨」がほとんど動いていなかったんです。だから腰だけで全部を支えようとして、左肩も下がり、左の腰ばかりに負担が集中していました。

右に移す時は胸と腰が連動して動くのに、左に移す時は腰だけ。この左右差が、K様を長年苦しめていた正体でした。

「自分の足の裏、どこで床を踏んでいるか分かりますか?」そう尋ねると、K様は少し困った顔をされました。目で見れば分かる。でも目を閉じると、自分の足の幅も高さも曖昧になる。

それは脳が「正しい身体の使い方」を忘れてしまっているサインでした。

そこで私たちは、まず目を閉じて足裏の感覚を取り戻すワークから始めました。つま先、かかと、内側、外側。自分の足がどんな形で、どれくらいの大きさなのか。頭の中のイメージと実際の身体を一致させていく作業です。

次に、右の骨盤を少し上げた状態で左に移動する練習。すると不思議なことに、今まで使えていなかった胸の背骨が自然と動き出しました。

「あ、こんなに楽に移動できるんですね」とK様。

さらに片足で床を踏む感覚、股関節の使い方、重心の乗せ方。一つひとつ丁寧に脳に教え直していきました。

施術後、K様は「今まで筋トレもストレッチもしてきたけど、こんなに自分の身体が分かっていなかったなんて」と驚かれていました。

白山市や松任、野々市からも、姿勢や歩き方のお悩みでお越しになる方がたくさんいらっしゃいます。もし「左右で違う感覚がある」「無意識に偏っている気がする」と感じたら、ぜひ一度ご相談くださいね。

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