
武道を続けたい。その一心で、彼女は膝の痛みと向き合っていました。
居合の稽古で必須となる正座。袴を捌いて左足から突く、その動作のたびに、膝の内側がじわーんと痛む。「座れるかな」という不安が、毎回心をよぎります。何回か座っているうちに慣れて痛みは和らぐのですが、最初の一歩がどうしても怖い。
整形外科にも通いました。でも、居合特有の動作まで理解してもらえる場所はなかなかありませんでした。マッサージでその場は楽になっても、稽古ではまた同じ痛みが戻ってくる。「このまま続けられるのだろうか」。そんな不安が、日に日に大きくなっていきました。
そんな時、彼女は一つの気づきを得ます。痛みの原因は膝だけではなかったのです。股関節が内側に入り、外重心になっている。膝を曲げる時、膝だけに負担が集中していた。足幅の感覚もずれていて、自分ではまっすぐのつもりでも、実際はガニ股になっていたのです。
武道の動作を理解した専門家との出会いが、彼女の体を変えました。膝を曲げる前に、まず股関節を引く。曲げる力を股関節と膝で痛み分けする。足裏の縦幅・横幅を脳に覚えさせ、正しい重心移動を体に染み込ませる。
施術を受けた後、彼女は驚きました。「左足がとっても軽い」。正座をしても、あの痛みがない。膝立ちから股関節を引いて座る動作を繰り返すうちに、「座れるかな」という恐怖も消えていきました。
今では、稽古に集中できる喜びを取り戻しています。痛みではなく、技の上達に意識を向けられるようになったのです。
白山市・松任・野々市から、姿勢や体の使い方でお悩みの方が多くお越しくださっています。お気軽にご相談くださいね。

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